ずっとアルバイトで大丈夫?社員になると何が変わる?

オフィスで働く女性

「今のアルバイト・パートの仕事は、ずっと続けられる仕事なのか…。」「できればこのまま続けたい」と思いながら、「将来を考えると不安になる」という方もいるでしょう。

一般的には、「正社員=安定」という印象があります。「給与が高い」「キャリアアップできる」「有給休暇がある」などのメリットがある雇用形態ですが、「責任が重そう」「残業したくない」「異動や転勤はイヤ」といった理由で正社員になりたくないという声もあるようです。

実際のところは、どうなのでしょうか。このままアルバイトで働き続けるのがいいのか、働き方を変えたほうがいいのかを迷っている方に向けて、アルバイトから正社員になると何が変わるのかを紹介します。

正社員の最大のメリットは安定収入

アルバイト・パートの多くは、シフト制となっています。希望の勤務時間を提出し、会社や店舗と調整したうえで働く時間が決まる勤務形態です。一方、正社員・契約社員は、週5日以上のフルタイム勤務が一般的です。

正社員・契約社員は大半が月給制で、祝日などにより勤務日数が少ない月でも一定の額が支払われます。長期休暇やシフトの増減などによって、収入が変わってしまうのが気になる方は、安定的に収入があることに魅力を感じるのではないでしょうか。

また、アルバイト・パートも昇給はありますが、定期的に上がる会社は多くありません。それに対して正社員は、勤務年数や昇格、仕事の成果など、さまざまな基準で昇給する機会が用意されています。時給制の契約社員でも、契約更新時に昇給することがあり、やはり給与面では社員として働くメリットは大きいといえるでしょう。

福利厚生制度は、アルバイトでも条件をクリアすれば適用

福利厚生制度は正社員だけではなく、アルバイトやパートも一定の要件をクリアすれば対象となります。雇用保険、健康保険、厚生年金、有給休暇は、法律で定められている適用の基準はどのような内容なのか押さえておきましょう。

雇用保険は「1週間あたりの所定労働時間が20時間以上」「雇用される見込みが31日以上」「学生ではない」という条件があります(2024年9月現在)。

健康保険と厚生年金は、「1週間の所定勤務日数および1ヵ月の所定労働日数がフルタイムの3/4以上」。これらに加えて、被保険者数が101人以上の企業で働く場合は、「1週間の所定労働時間が20時間以上」「賃金月額が88,000円以上」「勤務期間が1年以上見込まれる」「学生ではない」といった条件をすべて満たせば対象者です。

有給休暇が付与される要件は、「契約開始から6ヵ月継続勤務しており、全労働日の8割以上出勤していること」。付与日数は、「所定労働日数が4日以下かつ週所定労働時間が30時間未満の労働」の場合と、それ以上の場合で異なります。少しわかりにくいですが、同じ企業や店舗で、週4日以上働いているアルバイト・パートの方々の多くは、フルタイムと同等の福利厚生制度が適用されます。

※トランスコスモスのコールセンター部門での雇用形態は、正社員と契約社員となります

キャリアアップ・スキルアップをめざすなら正社員

アルバイト・パートは、専門スキルや資格を必要としない仕事が多いという話もあります。そのため、未経験からでも始めやすく、すぐに仕事を覚えられるというメリットがありますが、長く働いてもキャリアアップにつながらないと感じる方もいるでしょう。

正社員は長期雇用を前提としているため、社員教育に力を入れている会社が多く、最近ではリスキリングが注目されていますし、実務経験や各種研修により、管理職やスペシャリストもめざせます。

「今のアルバイトでもスキルアップできる」という方でも、仕事の幅を広げたければ、正社員にチャレンジする道もあるでしょう。「やりたい仕事がある」「手に職をつけたい」という方も、正社員ならキャリアの可能性が広がります。

正社員のデメリットをどう考える?

正社員のデメリットといえば、「フルタイム勤務」「残業」「責任」「人事異動と転勤」です。会社によっては、不規則な働き方になる仕事もあり、ワークライフバランスが取りにくいのもデメリットといえるでしょう。

最近は、転勤がない「地域限定社員」などの制度を導入している企業が目立つようになっており、職種転換がない社員も増えているようです。アルバイトを続けるか、社員をめざすかを決める際に考えたいのは、仕事と生活の優先順位です。

プライベートの時間を最優先と考えるなら、アルバイト・パートで働くことがベターです。家事、子育て、介護の時間を確保したい方は、「柔軟に働ける職場」が最重要ポイントとなります。これに対して、給与・待遇やキャリアアップを重視するなら、早いうちに正社員をめざしたほうがいいでしょう。

ここで問題となるのは、残業の有無や責任の重さ、仕事の適性ややりがいなど、実際に働いてみないとわからないポイントが多いことです。そろそろ正社員をめざしたいけど、不安が多いという方は、派遣社員や契約社員として働いてみて、続けられそうだったら正社員をめざすという道もあります。

・6ヵ月後に派遣先企業の直接雇用で働くことが前提の「紹介予定派遣」で働く

・正社員登用制度がある会社を選び、アルバイトや契約社員からスタート

紹介予定派遣や契約社員からのスタートを検討する際に気をつけたいのは、「何が何でも正社員になる」と考えないことです。「自分に合った仕事かどうか?」「将来、やりたい仕事につながるか」など、仕事内容やキャリアをポイントとして考えておけば、「向いていない」「何のために働いているのかわからない」と心が折れることなく、働き続けられるでしょう。

アルバイトから次のステップに挑戦するならコンタクトセンターに注目

「アルバイト・パートからキャリアアップしたい」「いずれは正社員として働きたい」という方は、トランスコスモスのコンタクトセンターに注目してみてはいかがでしょうか。コンタクトセンターのテレフォンオペレーターは、企業の問い合わせ窓口の担当として、お客様の困りごとの解決をサポートする仕事です。

未経験からスタートして活躍しているメンバーが多いのは、入社前の研修や仕事を始めてからのサポートが充実しており、スムーズにスキルアップできるからです。契約社員として経験を積み、長く働き続けられそうと思えるようになってから、正社員登用制度を活用してキャリアアップをめざすこともできます。

また、残業が少なくワークライフバランスを取りやすいのもコールセンター・コンタクトセンターのメリットのひとつで、希望のスタイルで働きながら正社員になったメンバーも多数います。コールセンター・コンタクトセンターの仕事に興味がある方、アルバイト・パートを卒業したい方は、最寄りの拠点にお問い合わせください。

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