世界各国から強豪選手が集まる「大分国際車いすマラソン」。 昨年は、スイスのマルセル・フグ選手(マラソン男子)が、この大会で世界記録を出しました。日本だけでなく国際的にも注目が集まるスポーツ大会です。
トランスコスモスおおいたでは、この大会のオフィシャルパートナーとして運営を支援しています。 11月20日に開催された「第41回大分国際車いすマラソン」を、トランスコスモスおおいたの佐藤栞里がリポーターとして大会の様子をお伝えします。
182名の選手が世界から参加
第41回の今大会は3年ぶりに海外からの一般選手の参加も含め、国内外から182名のエントリーがありました。レースは、マラソンとハーフマラソンの2つの部門。大分を象徴する大分県庁前がスタート地点です。
さて、ここで車いすマラソンについて少しご紹介を! 選手たちは、「レーサー」と呼ばれる車いすに乗って走ります。車いすは、カーボンやチタンで作られており軽量化しているため、トップ選手になると平均時速30km超、42.195kmを1時間20分台で駆け抜け駆け抜けぬける、と言われています。下り坂ではなんと時速50kmを超えることもあるそうです。
28名のサポーターと家族が応援
私たち「トランスコスモスおおいた」の応援団は、9時30分にスタート地点である大分県庁に到着。当日はメンバーだけでなく、ご家族も一緒に参加し、総勢28名の有志が集まりました!(従業員18名、ご家族10名)
県庁前の看板の前で写真をパチリ。コロナ禍ということもあり、3年ぶりに沿道からの応援が復活しました。大会が始まる前からレースへの期待が高まり、ワクワク、ドキドキ!写真からも、大会を盛り上げようとする皆さんの熱気が伝わってきます。
午前10時。さぁ、いよいよ車いすマラソンがスタート!つぎつぎと目の前を通り過ぎる、車いすは迫力満点です。レースの雰囲気や熱気は、こちらの動画で体感できますのでぜひご覧ください。
つぎつぎと目の前を通り過ぎる、車いすは迫力満点です。応援団はというと、思い思いに写真を撮ったり、応援用のバルーンを使って声援を送ったり、それぞれにこの大会を楽しんでいました。
マルセル・フグ選手が4連覇
勝負が決まるいよいよゴール地点。大分川に架かる弁天大橋の近くにあるジェイリーススタジアムが決戦の場所です。
結果は---
昨年、世界新記録を出して優勝したマルセル・フグ選手が序盤から抜け出し、そのまま独走を続けて1時間21分10秒のタイムで優勝。4連覇を果たしました。日本人のトップは2位の鈴木朋樹選手。女子の部では、東京パラリンピック代表の土田和歌子選手が1時間37分59秒で7回目の優勝を果たしています。
※詳しい、レースの結果はこちら
選手も、私たちも、地域も、応援がチカラに!
国内外から選手が集う「世界最高峰のレース」を、私は初めて目の前で観戦しましたが、 「すごい!すごい!」「はやい!はやい!」という声があちこちからあがり、次々と沿道を駆け抜ける選手と観客の声援で、熱気のあるレースとなりました。
重度の障害のある選手の中には、やっとの思いで坂道を上る選手もいましたが、応援を力にレースに挑む選手の姿に元気をもらったというサポーターもたくさんいたのではないかと思います。選手と観客がお互いにたたえ合う大会に応援団の1人として参加したことで、地域と地域の人々にも活力を与えていることを自分の肌で体感することができました!
最後に---
この大会のオフィシャルパートナーとして参加することを決めた、センター長の小那覇裕子(おなはゆうこ)さんにお話しを聞いたところ、「2021年の日本でのパラリンピックの開催をきっかけに、障がい者スポーツへの関心が高まっています。当社としても、地域に貢献するとともに、働く皆さんが、この大会を通して多様性を学び、視野を広げる良いきっかけにしてほしいと思っています」と話していました。
多様な生き方を認めあい、自分らしく働く
SDGsが社会的に注目を集める中、私たちトランスコスモスは、障がい者の方々の就労をはじめ、多様な生き方、多様な働き方を大切にしています。 コンタクトセンター・コールセンター事業を中心としたお仕事はもちろん、仕事以外でも、互いに理解を深める機会やイベントを行って、誰もが自分らしく働ける環境をつくっています。
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